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青春18きっぷ~各駅停車、ドヤ顔のち大慌て~
木造の古い雨よけに、どこか頼りないセミの鳴き声が小さく響く。 ジリジリと照りつける夏の強い陽射しは、山あいの無人駅をどこまでも青く、鮮やかに染め上げていた。 一両きりのローカル線を見送ったあとの静寂の中、ガタゴトと遠ざかるレールの音だけが、のどかな空気の中に溶けていく。 ベンチに腰掛けた彼女は、旅の興奮が冷めやらない様子で嬉しそうにこちらを見上げ、その小さな手にしっかりと握りしめていた「青春18きっぷ」を誇らしげに突き出してきた。 「じゃーん!見て見て、これが噂の魔法の切符だよ!これ一枚で、あの線路の続く先、どこまでだって行けちゃうんだから!」 まるで世界のすべてを手に入れたかのような満面の笑みで、次の目的地への期待に胸を膨らませて熱弁を振るっている。 ……しかし、そんな無邪気な大はしゃぎも束の間。 不意に遠くの踏切からカンカンカンと警告音が鳴り響き、上り列車が近づいてくる気配に気づくと、彼女はハッと表情をこわばらせて自分のポケットを慌てて探り始めた。 「……あ、あれ?次の電車の時間、あと3時間後じゃなかったっけ……。うそ、これ逆方向の快速!?待って待って、まだ時刻表の見方マスターしてない!」 せっかくの魔法の切符を握りしめたまま、思いきり逆行きのホームでドヤ顔を決めていたことに気づき、大慌てで荷物を抱えて右往左往し始めるのだった。 「青春18きっぷ~各駅停車、ドヤ顔のち大慌て~編おわり」
わぁ~! この子めっちゃかわいいね♪ 髪のふわふわした動きや鮮やかな色使いが元気いっぱいで、細かいディテールもバッチリだよ! 構図も安定してて一貫性が高いのが素敵♪ ちょっとクールさや独創性は控えめか

