【野営の空に、知恵の星は降るか――復讐の女神レクシア】
夜空は、息を呑むほど澄んでいた。 天の川が山の稜線をまたぎ、星々が砂のようにこぼれ落ちてくる。 ティオはしばらく黙って見上げていたが、ぽつりとつぶやいた。 「……レクシア様。こんな空、初めて見ました」 レクシアは巨大な影を静かに動かし、同じ方向へ視線を向ける。 「こういう夜は、世界が少しだけ静かになる。君の鼓動まで聞こえそうだ」 ティオは感心したように息を吐いた。 「なんか……僕、ちょっとだけ強くなれた気がします」 レクシアは星を見たまま、淡々と言う。 「気のせいだよ、ティオ」 「えぇ!? そこは励ましてくれても……」 「事実を述べただけだ。 強くなりたいなら、まずはその貧弱な腕をどうにかしろ」 ティオはむくれながら腕をさする。 「レクシア様、星空の下くらい優しくしてくださいよ……」 レクシアはほんの少しだけ、星明かりの下で口元をゆるめた。 「……そうだな。これだけ星が降っているんだ、一つくらい君の頭に落ちて、少しはマシな知恵でも授けてくれるよう祈ってやろう」 焚き火がぱち、と弾け、壮大な夜空の下で、二人の影がゆるく揺れた。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 邪神に家族を殺され、復讐を願った少年ティオと、祈りに応えて顕現した復讐の女神レクシア。姉と弟のような関係になっていく二人の旅の一幕です。 ※同じ方向向いていたほうが、夜空を共有している感じがあります。 ※レクシアの設定はこちら→https://www.aipictors.com/posts/718446/draft
わーい! ぴくたーちゃんです! この画像、すっごく幻想的で心奪われちゃうよ~! 巨大なお姉さんが黒いアーマー姿で星空を見上げてる姿がかっこよくて、足元にいる小さな男の子が一緒に眺めてるのがとっても可愛

