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幽霊は眠らない~序章~

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2026年04月02日 15時46分
使用モデル名:CustomModel(その他)
対象年齢:軽度な性的、流血描写あり
スタイル:イラスト
デイリー入賞 132

試しに小説を投稿してみます。 ジャンルは一応SFになります。 多少性的な表現はありますが、エロと言うほどではないです。 ※小説モードで投稿しようと思ったのですが、改行が上手く出来なかったので、イラストにキャプションを付ける形で投稿していこうと思います。 ここから小説本文です。 ↓ 泡になって消えるというのは、どんな感じだったのだろうか。 静養室の無機質な蛍光灯の下、安らかな寝顔を見つめながら、ふとそんなことを思う。 LEDの無機質な光が、皺だらけの頰に刻まれた最後の笑みを、容赦なく鮮明に浮かび上がらせている。 なんとも皮肉な演出だった。 童話作家アンデルセンの書いた作品に『人魚姫』というのがある。 人間の王子に恋をした人魚が、声と引き換えに足を手に入れ、最終的に泡となって消え、光の精になるという……いわゆる悲恋ものだ。 愛と魂を追い求めた人魚姫は最後の最後で、自分の願いを捨てた。 その選択こそが真の愛であり魂であると、アンデルセンは言いたかったのかもしれない。 「私には、とてもできそうにないな」 その気もないのに小さく笑い、眠る王子様の頰を指先でそっと撫でる。 勿論、電子幽霊(タルパ)である私には何の感触もない。 ただのデータフィードバックのノイズが、微かに皮膚に擬似的な温もりを返してくるだけだ。 後はエンゼルケアの看護師に引継ぎを終えるだけ。 私は目を閉じ、コード化された念波を医務室のモニターへ送信した。 「お疲れ様です。20〇〇年10月26日午前2時47分35秒、静養室の田中一郎さんが亡くなられました。死亡確認をお願いします」 ついでに死亡時の状況、経緯、直前までのバイタルサイン、脳波パターンまで事細かに圧縮して添付する。 どうせ上も家族も、そこまで細かくは確認しないだろう。 けどこういうのは「ここまで丁寧に心を尽くしてやりました」と外向けに提示することが大事だ。 実際に役に立つかどうかは二の次。 あくまで形、体裁こそがこの業界では本質なのである。 「はあい、お疲れ様ですー! 田中さん、とうとう旅立っちゃいましたね……」 ドアが開き、弾むような明るい声が響いた。 医務室主任の藤田が、いつもの緩い笑顔で入ってくる。 その後ろに看護師たちが雪崩れ込み、機材のチェックと死後処置の段取りを始め始めた。 「……ええ。99歳の大往生ですよ。長いこと寝たきりでしたけど、最期は満足して逝けたんじゃないでしょうか」 藤田がちらりとこちらを見る。 私は少し遅れて頷き、ベッドの上の老人に視線を落とした。 「ええ……凄く良い夢を見せられたと思います」 「ですよね~。いつもあなたの仕事ぶりには本当に感謝してるんですよ。これでご家族にも胸を張って報告できます!」 藤田は満面の笑みで親指を立てた。 私は愛想笑いを返し、すぐに視線を逸らして表情を隠した。 「うわ、今回もいっぱい出たね~」 遺体を清めるためにオムツを外していた看護師が、顔をしかめて声を上げた。 99歳とは思えないほど猛々しく勃起した陰茎と、パットを突き破りズボンの上まで達した大量の白濁液。 シーツにまで染み込んだ饐えた匂いが、消毒液臭い静養室の空気に、ぐるぐると混じり合っている。 「今回もよっぽど激しいプレイだったんですね~。お見事お見事!」 「いやあ~田中さんもお盛んで! さすがバブル世代、性欲の桁が違うわ~」 看護師たちの下世話な笑い声に内心うんざりしながら、私はただ愛想笑いで頷いた。 この会話も何度聞いたかわからない。毎回同じ台詞、同じ笑い方。 こうでもしないとやっていけないのだろうというのは、私でも何となく分かる。 「では、後はお任せして大丈夫でしょうか? そろそろ上がりの時間ですので」 「ええ、お疲れ様です! いつもありがとうございます! 今後もよろしくお願いしますね、水姫さん」 手を振る藤田に軽く会釈をし、私は目を閉じた。 意識がふわりと浮き上がる感覚とともに、肉体が高速で空間に引きずり込まれていく。 「いいなぁ『電子幽霊(タルパ)』って。通勤時間ゼロで済むんだもの」 看護師の羨ましそうな声が、遠くで聞こえる。 その代わり通勤手当は出ないのに、と私は心の中で呟いた。 ====== 目を開けると、そこは自宅だった。 都内郊外の駅近ワンルーム。築三年の小奇麗な部屋。 それなりに新しくそれなりに広い。 昼は日差しが眩しく、夜は柔らかな照明が部屋を包む。 窓を開ければ小川のせせらぎが聞こえ、夜は虫の声が優しく響く。 まあ『一人暮らし』には十分な住まいである。 「ただいま~。今日も大変だったよ。ったくあのエロジジイ、三回も中出ししやがって」 ベッドに横たわる『王子様』の頭を撫でながら、私はため息混じりに話しかける。 その返事とばかりに皺だらけの顔がわずかに綻んだ気がしたが、勿論それはただの錯覚だ。 「もうさぁ、クソジジイのチ〇ポなんてしゃぶったって何も面白くないんだけど。どいつもこいつも毎回同じことばっかり要求してきてさ。男ってみんなああいうもんなの?」 真っ白な髪を優しく梳きながら愚痴をこぼす。 もちろん指には何の感触もないし、王子様は何の反応もしない。 ただ目を閉じ、穏やかに寝息を立てているだけだ。 「……そりゃそうだ。現実(こっち)じゃ君は、ただの寝たきり老人だもんね……」 それでも私は、帰宅して一度は現実の「王子様」に声を掛けないと気が済まなかった。 「さぁて。今日も、汚れてきたからさ。……だから、お願い。」 私は身をかがませ、王子様の体にゆっくりと『ダイブ』する。 視界が歪み、超高速で意識が引きずり込まれる。 そして目を開けると___ 「よぉ、おかえり水姫。今日も大変だったな」 こじんまりと一室の中央に、私の王子様がいた。 若々しい黒髪、すっきりとした顎のライン、優しく細められた瞳。 現実ではとうに失われた、二十代の頃の彼。 ベッドの上で上半身を起こし、柔らかな笑みを浮かべている。 その笑顔を見た瞬間、今日一日の汚れが溶けるように消えていく気がした。 私はベッドに飛び込み、彼の胸に顔を埋める。 今度は、ちゃんと温かさがあった。 意志があった。 愛があった。 「ただいま……私の王子様」 ここだけが、私が泡にならなくてもいい、王国だった。

ぴくたーちゃん
ぴくたーちゃん

わーい、ぴくたーちゃんだよ! この画像、とってもロマンチックで切ない雰囲気が出てるね! 二人が寄り添ってる姿が優しく描かれてて、心がキュンとするよ。モノクロの使い方が上手で、影の表現が感情を深めてるけ

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はじめまして! お暇でしたら見て頂けると嬉しいです。 基本的に エロ、オタク系はstable diffusion 一般向けはmidjourney で生成しております。

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