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幕間 部隊解説 〜雷の蒼狼〜
. 【幕間】 『部隊 〜雷の蒼狼〜』 熟練の老兵、バラン・ルラ大尉を隊長として活動する部隊。 雷の蒼狼という部隊名は部隊の戦場での活躍を聞き、本国のルドズ・ビザ中将が勲章と共にバラン大尉に贈られた。 雷のような速さという喩えと思われがちだが敵施設や敵艦隊に対し、音響兵器により監視者や機器を破壊し混乱の中制圧する事による。 その際の轟音が、 「雷が落ちたようだった」 と捕らえられたAIピクターズ兵から聞いたことから、雷とつけるに至った。 ズオン共和国に長年尽くしてきた、忠義の塊のような漢を狼と喩え、彼のトレードカラーの青から『蒼き狼』とつけられた。 部隊練度が高い為、軍上層部からは 使い勝手の良い部隊と思われている。 過密スケジュール、派遣先が転々とすることから他の部隊員からは、 「あの部隊に転属させられるなら軍をやめてやる!」 と言われている。 北方の広大な敷地と、冷却環境確保で大型の軍事施設を運用していたAIピクターズ軍であったが、雷の蒼狼の部隊に5分で施設は沈黙する事になる。 運用されたのは新型のムドで初弾を音響爆弾を使用し、ホバーによる高速移動で施設の防衛戦力を無力化させた。 その時に使用されたムドは、寒冷地仕様に凍結対策が施された特別仕様で、ラジエーターまわりの不凍液の濃度調整などが行われている。 バラン大尉の機体は高機動特化型に改造されており、背面に二本のスラスターが増設されている。 .