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ブルマガジン
「先輩!こっちのブルマも夕方ですね」 「まぁお題がな」 「でしたっけ。今日のモデルさんは随分恥ずかしそうにしてますね」 「まぁ素人だからな」 「そうなんですか?皆さん眼鏡かけてますけど」 「全員学級委員長だぞ」 「委員長さんが眼鏡ってテンプレすぎません?」 「こういう時は解り易さ重視でいいんだよ」 「でもモデルさんじゃないならどうして委員長さん達が撮影に応じてるんです?」 「学級委員長の仕事の一貫だぞ」 「そんなのありましたっけ」 「この世界ではな」 「・・・ご都合主義ですね」 「フィクションだからいいんだよ」 「汗をかいてるのはなんでなんです?」 「撮影前に軽く運動してもらったからな。汗をかいてる方がいいだろ?」 「何がいいのか解りませんが解る気はします」 「彼女達、来期は委員長に立候補するかな」 「しないんじゃないですか?」 「しかし世の中には悪魔の制度、推薦というのがあるからな」 「委員長を押し付け合うんですね、解ります」 「内申点はよくなるぞ」 「恥ずかしさと引き換えにですね」 「一時の辛抱だ。若いうちは苦労しないとな」 「昭和世代の思考ですね」 「昭和生まれだからな」