篭城戦の姫
国境突破より僅か1ヶ月でマルヤム王国全域を制圧せしめたルシタニア軍。大司教ジャン・ボダンの命令で、マルヤム国王ニコラオス四世・王妃エレノアは聖堂騎士団により見せしめの為焼き殺された。 王の長女であるミリッツァ内親王は、盲目の妹・イリーナ姫を連れ、ダルヴァント内海のアクレイア城に立て篭もり、2年もの間防戦を続けたのであった。 。.ꕤ………………………………………..ꕤ.。 その後ミリッツァ内親王はイリーナ姫を逃がし、自死を遂げる。 ヒルメス殿下ですら彼女への評価は高い(あくまでもこの篭城戦とイリーナ姫から聞いた人物像のみではありますが)ので、かなり大した人物だったのではあるまいか。