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からくりさあかす
時は江戸時代。 からくり技術の発展により都には多くのからくり人形が広まった。 そうなれば,誰の作ったからくりが最も優れているかを競う流れが生まれるのは当然であった。 そこで時の幕府は城下に日本中のからくりを集め,さまざまな芸を競わせる祭りを定期的に開催したことで,からくり技術はさらなる発展を迎えるのであった。 この祭りはからくり技術の『差を明かす』という目的から『さあかす』と呼ばれ, これが南蛮に伝わり「サーカス」の語源となったことは周知の事実である。 ーー民明書房刊『メイドロボの原点を江戸に見た!』よりーー ※本物の『からくりサーカス』はこんなネタとは一切関係のない名作中の名作です