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呪われた少女
とあるヒロイン候補だった少女の物語。 黒幕の先生に呪術をかけられる。 その呪いとは『自分が欲しいと思っているものを独占するために何を犠牲にしても成し遂げる』というもの。 この少女は幼馴染である主人公にひそかに恋しており、徐々に主人公がヒロインと仲良くなっていくことでその心が傷つき、呪いに蝕まれていく。 そしてある日主人公から「お前は最高の幼馴染だよ」と言われ、それ以上に見てくれない絶望を知り、ついに呪いが発動する。 昼間だったはずなのに、学校周辺は闇に包まれ、ただの一般人だったはずの彼女から呪いの魔術が放たれ、一人、また一人とクラスメイトが命を落としていく。 「やめて、こんな…こんなことしたくないのに…」 血の涙を流し、悲痛な叫びをあげながら殺戮を続ける少女。 呪いに蝕まれ過ぎた結果、もはや術を解除しても元に戻れない状態になっていた…。 「お願い…私を…止めて」 主人公に懇願しながら、ナイフを構える少女。 主人公はそれでも攻撃をためらう。 「少しでも私に愛情があるなら…貴方の手で止めてほしいの…」 意思とは無関係に襲い掛かる少女。 はたして結末はいかに…。