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バスケ部マガジン2(今日のお尻)
「先輩!ところでどうしてバスケ部何です?他にも部活はあると思いますが」 「勿論理由はあるぞ」 「聞きましょう」 「今日はな、漫画家の井上雄彦先生の誕生日なんだ」 「ああ、理解しました」 「早いな」 「だってやはり井上先生と言えばスラムダンクですからね」 「だよな」 「僕はバガボンドも好きだったんですけどね」 「その話はするな。俺も続きは読みたいんだ」 「もうどの辺まで進んでたのかも忘れちゃいました」 「佐々木小次郎の師匠はバガボンドだと鐘捲自斎だったか?」 「そうでしたっけ」 「富田勢源との説もあるけどな。ちなみに勢源は鐘捲自斎の師匠だ」 「詳しいですね」 「剣道部だったからな。一時その辺りの本結構読んだんだ。鐘捲自斎は伊藤一刀斎の師匠でもある」 「一刀流ですか」 「ちなみに勢源の弟が富田景政。勢源は目が悪くてな。なのに強かったのは凄いが家督は弟の景政が継いだんだ。彼は前田家に仕えたんだが、親戚にあたる子を養子にして家督を継がせた。それが富田重政で俗に”名人越後”と呼ばれた剣士だ」 「はぁ」 「前田家で一万石以上の禄を貰っていた。これはその当時まだ旗本だった柳生宗矩より多い。宗矩にとっては剣の上でも禄の上でも重政はライバルだったんだ」 「なるほど」 「結局二人が直接試合をする事はなかったんだが、戦えばどちらが強かったのかは興味がつきないな。俺は重政の方が強かったんじゃないかと思うが」 「先輩」 「なんだ?」 「もはやバスケ全然関係ないですね」 「すまん、バスケはよく解らんのでな」