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カノン王国、理沙王女
英雄戦争の発端はマーモによるカノン急襲だった。決して尚武の国とはいえないカノン王国は、瞬く間に王城シャイニング・ヒルを打ち砕かれ、王家の悉くが亡きものになった。 だが、第三王子レオナーは存命だった。剣に優れ、若くして近衛騎士隊長(シーリスの父)を圧倒する腕前だった。 それが故、王位継承に争いを招くことを危惧して出奔し、偽名で諸国を放浪していたため難を逃れる。 もう一人が第二王女理沙だった。彼女は剣術に興味を持ち、兄レオナーと稽古・訓練した。 その腕前には兄レオナーも驚くほどだった。やがてレオナーがいなくなると、相手する者がいない虚しさから彼女も王都を出た。 大剣・長剣・二刀流・小剣、なんでもこなす。 カンノの抵抗軍・解放軍としては、レオナーより先に活動を開始し、率いる部隊は小規模ながらも、その剛勇で必ず敵を退ける。 その討伐に出た、ソウルクラッシュ(魂砕き)を持つ黒衣の騎士アシュラムと一度ならず合間見え、その都度圧倒して退けた。 そして、決起した兄レオナーに合流するのだった。 *SW的ファイタースキル(存命のみ) 11:カシュー、レオナー、理沙 9〜8:アシュラム、パーン、