日本の商業漫画風・企業擬人化コメディ漫画。
縦長1ページ構成、全7コマ。
1970年代のVHS史を題材にしながら、途中から企業擬人化ラブコメのような展開になる明るい作品。
【重要】
・実在企業の公式ロゴ、商標ロゴ、シンボルマークは描かない。
・Victorの犬+蓄音機「His Master's Voice」マークは絶対に描かない。
・製品本体にも実在企業の公式ロゴは描かない。
・企業名はキャラクター名として普通の文字で表示する。
・ビクターさんには白い普通の名札で「ビクター」。
・松下さんには白い普通の名札で「松下」。
・KENWOODは公式ロゴ風にせず、普通の文字による名前表示。
・RCAも企業ロゴではなく、会話内の普通の文字として扱う。
タイトル:
「頑張れビクター!」
【主要キャラクター】
■ビクターさん
女性。本作の主人公。
黒〜濃茶色の髪を低い位置でまとめた、地味で控えめな技術者タイプ。
茶〜グレー系の真面目で少し野暮ったいスーツ。
白い普通の名札に「ビクター」。
自己主張は弱いが技術に対する誇りは強い。
自社製品を抱えている時だけ非常に嬉しそう。
物語が進むほど松下さんに存在感を奪われる。
KENWOODさんに優しくされると頬を赤らめる。
■松下さん
女性。
茶〜赤茶色の髪。
明るいブルー系パンツスーツ。
白い普通の名札に「松下」。
非常に陽気で豪快な関西人。
ビクターさんの親会社を擬人化した人物。
営業力、行動力、社交性が非常に高い。
笑い声が大きく、外国人ともすぐ仲良くなる。
悪人ではなく「良い技術なら本気で世界へ売る」という実務家。
結果として主人公以上に目立つ。
■RCAさん
男性。
1970年代のアメリカ人ビジネスマン風。
金髪系で明るくフレンドリー。
「4 HOURS」と普通の文字で書かれた企画書を持っている。
企業公式ロゴは描かない。
■KENWOODさん
男性。
黒髪、細身、端正。
派手ではないのに妙にオシャレ。
上質でシンプルなダークジャケット。
知的で誠実、穏やかな性格。
後半だけ少女漫画の男性主人公のような雰囲気になる。
名前は普通の文字で「KENWOOD」と表示し、公式ロゴ風にはしない。
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【ページ冒頭】
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大きな赤文字:
「頑張れビクター!」
その横に解説:
「雨にもめげず、風にもめげず……技術で生き残るビクターさん。
皆さんの家にも一つはありませんか? ビクターさんの製品?
えっ!? 無いですって!?
まあ、そんなことはないでしょう!!
是非、部屋の隅々まで重箱の隅をつつくように探してみてください。
きっとあるはずですよね!?」
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【1コマ目】
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解説:
「1976年。ビクターからVHSビデオデッキ誕生。
これが後に世界のホームビデオを支配することになるとは、この時は誰も知る由もなかった。」
ビクターさんが初代VHSビデオデッキHR-3300を両腕で宝物のように抱えている。
HR-3300は1970年代の大型家庭用VTRらしい横長の機械として精密に描くが、実在するVictor公式ロゴは描かない。
ビクターさんは満面の笑顔。
ビクターさん:
「やった……!
ついに完成した!
これでみんなの家庭に映像を届けられる……!」
胸元には普通の白い名札:
「ビクター」
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【2コマ目】
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解説:
「VHSは着実に勢力を伸ばしていた。
しかし、先行するベータマックスの背中はまだ遠かった……。」
少し落ち込むビクターさん。
ビクターさん:
「良いところまで行ってるんだけど
何故か今一歩なのよね……」
そこへ陽気な松下さんが登場。
ビクターさんの肩を豪快に叩く。
松下さん:
「何や辛気臭いなあ!
そんなんやったら売れるもんも売れへんでえ!
ちょっと私に任してみ!!
こんなん、ちょちょいのちょいや!!」
松下さんの胸元には普通の白い名札:
「松下」
小さな注釈:
「※当時、松下電器は日本ビクターの親会社。」
ビクターさんは松下さんの勢いに完全に押されている。
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【3コマ目】
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松下さんが得意満面でRCAさんをビクターさんへ紹介している。
松下さん:
「連れて来たで! RCAさんや!
アメリカでVHSを売ってくれるって!
獲れるで世界!」
RCAさんは笑顔。
「4 HOURS」と書かれた企画書を持っている。
RCAさん:
「ハジメマシテ、ビクターサン!
ヨロシクウ、オネガイイ、シマ〜ス!」
突然の国際展開についていけないビクターさん。
ビクターさん:
「ヘッ、ヘロ〜……
アイムファイン、センキュ〜……」
松下さんは横で
「何で体調答えとんねん」
と言いたそうな顔。
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【4コマ目】
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解説:
「どんどん真似下、もとい……松下さんの元に集まる海外勢……。
なんか凄いことになっています。
あれ!? ビクターさんはどこ!?」
世界規模の商談会場。
外国人ビジネスマンでギュウギュウ。
中央では松下さんが海外勢と次々にハイタッチ。
松下さん:
「Hi!!
元気にやってる!?
儲かってまっかあ!?
ハッハッハッハア〜〜〜!!」
海外勢:
「MATSUSHITA SAAAN!!」
「マツシタサン、ナラダイジョ〜ブイ!」
「モウカラセテイタダキマ〜ス!」
全員が松下さんばかり見ている。
画面の一番隅、鉢植えの横。
ビクターさんが小さく三角座り。
白い名札「ビクター」が見える。
目から光が消えている。
ビクターさん:
「VHSヲ、ツクッタノハダレデスカ?」
このセリフは重要なギャグポイント。
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【5コマ目】
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小さな注釈:
「※時空が盛大に歪んでおります。」
会場の隅で三角座りを続けるビクターさん。
そこへKENWOODさんが現れる。
KENWOODさんが心配そうに屈み、ビクターさんの顔を覗き込む。
KENWOODさん:
「あのお……
大丈夫ですか?」
ビクターさんがゆっくり顔を上げる。
少し頬が赤い。
ビクターさん:
「あっ……」
このコマから突然、少女漫画のような柔らかい雰囲気。
二人の周囲だけピンク色の光や花びら、キラキラした演出。
遠景ではまだ松下さんと海外勢が大騒ぎしている。
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【6コマ目】
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海外勢が松下さんを盛大に胴上げ。
海外勢:
「MATSUSHITA!」
「MATSUSHITA!」
空中の松下さん:
「ハッハッハッハ!!
世界獲ったでぇぇぇ〜〜!!」
少し離れたところで、それを眺めるビクターさんとKENWOODさん。
KENWOODさんに声を掛けてもらったことで、ビクターさんは多少自分を取り戻している。
ビクターさんは呆れ半分、苦笑半分、少し嬉しそう。
ビクターさん:
「……まあ、VHSが世界を獲ったんだから……!
いいか。」
KENWOODさん:
「……良かったですね。」
ビクターさん:
「……うん。」
ビクターさんには普通の白い名札「ビクター」。
KENWOODさんにも公式ロゴではない普通の名前表示。
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【7コマ目・オマケ】
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突然完全に少女漫画風。
柔らかなピンク色の背景。
花びらや光が舞っている。
ビクターさん:
「あっ、そういえばお名前を伺っていませんでしたね。
私、ビクターと申します。」
KENWOODさんが誠実そうに微笑んで軽く会釈。
KENWOODさん:
「申し遅れました。
私はKENWOODと申します。
どうぞ、お見知りおきを。」
ビクターさんは頬を赤らめる。
心の声:
「なんかオシャレで
誠実そうな人だなぁ……
私とは大違いね……」
画面下部に重々しい解説:
「この時は、まだ誰も知らない――
この二人が、やがて大きな因果に巻き込まれていくことを………。」
遠景ではまだ松下さんが海外勢に胴上げされている。
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【ページ最下部】
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非常に大きな赤文字:
「頑張れビクター! 負けるなビクター!」
その下に黒文字で、必ず正確に:
「……ところで皆さん、ビクター製品は見つかりましたか?」
※「ビクター」を「ピクター」などに誤記しない。
※最後まで主人公の名前は「ビクター」。
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【全体の演出上の重要事項】
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・全7コマ。
・主人公はビクターさん。
・しかし2〜6コマ目では松下さんの存在感が異常に強い。
・松下さんを悪役にしない。
・松下さんはビクターさんの技術を評価し、それを世界へ広げようとする豪快な実務家。
・4コマ目ではビクターさんを本当に見失いそうなくらい小さく描く。
・ただし「ビクター」の名札で発見できるようにする。
・5コマ目から突然少女漫画化する。
・KENWOODさんとビクターさんの1970年代の出会いは史実再現ではなく、後世の経営統合を先取りした漫画的な時空超越ギャグ。
・公式企業ロゴや実在商標デザインは描かない。
・His Master's Voiceの犬と蓄音機は絶対に描かない。
・製品にもVictor公式ロゴを描かない。
・企業名は普通の文字または名札のみ。
・悲劇ではなく、読者が「頑張れビクター!」と応援したくなる明るい企業史コメディ。
・最後まで松下さんは元気。
・最後までビクターさんは少し報われない。
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