【目的】
2001年に登場した携帯音楽プレーヤー「iPod」を題材にした、全8コマの歴史パロディ漫画。
携帯音楽プレーヤーの次代の主役が、従来のオーディオ機器メーカーの系譜ではなく、コンピューター企業という全く異なる場所から現れた歴史を、中世ファンタジーの「王朝」「予言された新王」の物語として描く。
内容はコミカルだが、絵柄そのものは一切ふざけず、重厚で壮大な中世ファンタジー漫画として描く。
人物は全員大真面目。
巨大な石造りの城、王冠、甲冑、蝋燭、雷鳴、稲妻、山々、古い村などを本格的に描き、その異常なまでの迫力と「実際には携帯音楽プレーヤーの話」という題材との落差を笑いにつなげる。
Apple、Sony、Microsoftなどの企業ロゴは直接描かない。
「ソ・ニー王国」「リンゴ村」「窓村」など、元ネタを察することのできる寓話的表現に置き換える。
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【全体構成】
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縦長1ページ。
全8コマ+ページ最下部に枠外解説。
前半1〜3コマ:
暗く重厚な「予言」。
4〜7コマ:
西方のリンゴ村で生まれたアイ・ポッドの旅。
8コマ目:
再びソ・ニー王国へ戻り、最初の予言を回収する。
画風:
日本の商業漫画風。
重厚な中世ヨーロッパ風ダークファンタジー。
劇画的。
映画的なライティング。
細密な背景。
人物の表情は非常に真剣。
残酷描写・流血描写は不要。
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【1コマ目「不吉な予言」】
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巨大な石造りの城の謁見の間。
冒頭ナレーション:
「ソ・ニー暦55年――
携帯音楽の大国『ソ・ニー王国』」
巨大な玉座には、長年この国を治めてきた威厳ある老王が座っている。
人物紹介:
「国王 ウォークマン王」
白髪と髭を蓄え、王冠と重厚な衣装を身につけた老王。
単純な悪役ではなく、長年携帯音楽の世界を治めてきた威厳と自負を感じさせる人物。
王の衣装や城の装飾には、カセットテープや携帯音楽機器を連想させる長方形や円形の幾何学模様をさりげなく取り入れる。
実在するSONYロゴや製品ロゴは描かない。
王の前には、神秘的な女性占い師。
女性占い師:
「はい、新しい王は
遥か西方からやって来ると……」
ウォークマン王の手が震える。
ウォークマン王:
「今……
何と言ったっっ!?……」
巨大な窓の外は激しい雷雨。
稲妻が走り、謁見の間を一瞬だけ白く照らす。
国家存亡に関わる予言を聞かされたかのような、異常に重々しい雰囲気。
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【2コマ目「王の怒り」】
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激昂して玉座から立ち上がるウォークマン王。
ウォークマン王:
「誰かっっ!?
誰かこの者をつまみ出せ!!」
王が女性占い師を指差す。
甲冑姿の衛兵たちが慌てて女性占い師の両腕を抱える。
周囲の家臣たちは青ざめている。
背景では雷鳴。
王の怒りを大袈裟なほど劇的に描く。
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【3コマ目「世界は変わる」】
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衛兵に両腕を抱えられ、謁見の間から連れ出される女性占い師。
しかし占い師は恐れることなく振り返り、ウォークマン王を真正面から見据えて叫ぶ。
女性占い師:
「王よ!!
目をしかと開けられよ!!
世界は変わる!!」
背景には巨大な稲妻。
遠くの玉座付近で、ウォークマン王が硬直している。
完全に「王朝の終焉を告げる予言」のような迫力で描く。
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【4コマ目「リンゴ村の子」】
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場面が一転。
遥か西方――。
のどかな山間にある小さな村。
通称「リンゴ村」。
木造の家々。
リンゴの木。
青空。
素朴な村人たち。
暗いソ・ニー王国とは対照的に、明るく穏やかな色調。
髭面の男性が、生まれたばかりの赤ん坊を両手で高々と抱き上げている。
髭面の男性:
「この子は我が村の希望だ!!
名をアイ・ポッドとしよう!!」
周囲の村人たちは困惑。
村人:
「何を言ってるんだ!?」
別の村人:
「おい、おい……
本当に大丈夫か!?」
救世主誕生のような壮大な構図なのに、周囲の村人だけ妙に現実的な反応をしている。
Appleロゴなどは描かない。
リンゴそのものやリンゴの木で「リンゴ村」を表現する。
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【5コマ目「千の歌を宿す者」】
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年月が流れる。
アイ・ポッドは白を基調とした旅装束を身につけた若い旅人へ成長している。
胸元や装備の一部に、大きな円形の意匠を取り入れ、初期のホイール式デジタル音楽プレーヤーを抽象的に連想させる。
ただし実在するiPodそのものの形にはしない。
村の入口。
旅立つアイ・ポッドを村人たちが見送っている。
髭面の男性が村人たちに高らかに宣言する。
髭面の男性:
「この者、
千の歌をその身に宿す!!」
村人:
「千だと!?」
別の村人:
「そんな小さな身体に!?」
別の村人が、薄く小さな携帯食料をアイ・ポッドへ渡す。
村人:
「薄く持ち運びやすい
食料も入れておいたぞ!」
アイ・ポッド:
「では、行って参ります。」
アイ・ポッドは一人、広大な世界へ旅立っていく。
壮大な勇者の旅立ちとして描く。
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【6コマ目「窓村」】
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長い旅の末、アイ・ポッドが巨大な別の集落へ到着する。
通称「窓村」。
石造りの建物には「四角い窓」をモチーフにした装飾が多数ある。
MicrosoftやWindowsの実在ロゴは使用しない。
アイ・ポッド:
「私はリンゴ村から参りました、
アイ・ポッドと申します。」
一瞬ざわめく窓村の人々。
村人:
「リンゴ村!?」
別の村人:
「よそ者じゃねえか!」
しかし次の瞬間、なぜか猛烈に歓迎される。
村人:
「まあまあ、
とりあえず入れ!!」
別の村人:
「千曲歌えるって
本当か!?」
大勢の村人に囲まれて少し戸惑うアイ・ポッド。
異国から来た謎の旅人が予想外の大歓迎を受ける、コミカルだが壮大な構図。
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【7コマ目「アイ・チューンズ商会」】
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さらに時が流れる。
窓村の巨大な市場。
市場の中心に繁盛している音楽商店。
看板:
「アイ・チューンズ商会」
実在するiTunesやAppleのロゴは描かない。
店の前には大勢の客が並んでいる。
商人:
「お好きな歌を
一曲ずつどうぞ!」
客:
「なんて便利なんだ!」
別の客:
「アイ・ポッドに入れて
持って帰れるぞ!」
少し離れた場所で、成長したアイ・ポッドが腕を組み、繁盛する市場を静かに眺めている。
非常に活気に満ちた明るい場面。
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【8コマ目「予言」】
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再びソ・ニー王国。
巨大な城の謁見の間。
年月が経過し、ウォークマン王は以前より少し老いている。
王は最近耳にする奇妙な噂について側近へ尋ねる。
ウォークマン王:
「最近噂に聞く……
千の歌を歌える者とは
どの様な人物だ?……」
側近が跪いて答える。
側近:
「はっ!!
それが……」
一拍置く。
側近:
「遥か西方の
リンゴ村から現れた者だと……」
ウォークマン王:
「なにっっっ!?」
ここではウォークマン王の顔を大きく描く。
驚愕して目を大きく見開く。
その背景に、第1〜3コマ目の女性占い師の顔が半透明でフラッシュバックする。
女性占い師の言葉:
「新しい王は
遥か西方からやって来る……」
さらに、
「王よ!!
目をしかと開けられよ!!
世界は変わる!!」
背景に巨大な稲妻。
第1〜3コマ目の予言が完全に回収されたことが、一目で分かる構図。
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【ページ最下部・枠外】
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ここまで異常に重厚だった物語を突然ぶった切るように、軽い調子の解説を入れる。
解説:
「さあ!!
ウォークマン王どうする!?
続きは……あるの!?」
「次回へ続く!」とは書かない。
あくまで、
「続きは……あるの!?」
と、作者自身にも続編の予定が分からないような投げっぱなしのオチにする。
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【演出上の最重要事項】
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・全編、本格的な中世ファンタジーとして描く。
・題材が携帯音楽プレーヤーであることを忘れたかのような、異常なまでの迫力を出す。
・登場人物自身は一切ふざけない。
・ウォークマン王は悪役ではない。長年携帯音楽の世界を治めてきた、誇り高く威厳ある老王。
・1コマ目では必ず「国王 ウォークマン王」と明記し、読者が誰なのか分かるようにする。
・冒頭には必ず
「ソ・ニー暦55年――
携帯音楽の大国『ソ・ニー王国』」
と表示する。
・女性占い師は狂人ではなく、本当に未来を見通している神秘的で毅然とした人物。
・アイ・ポッドは白を基調とした若い旅人として表現する。
・リンゴ村、窓村、ソ・ニー王国ともに実在企業のロゴは描かない。
・「遥か東方」という表現は一切使用しない。
すべて「遥か西方」に統一する。
・1〜3コマ目と8コマ目は暗く、雷鳴が響く重厚な雰囲気。
・4〜7コマ目は徐々に明るくして、世界が変わり始めている印象を出す。
・8コマ目は特に作画密度と迫力を高くし、ウォークマン王の驚愕した表情、占い師のフラッシュバック、巨大な稲妻を印象的に描く。
・文字量が多いため、吹き出しで人物の顔や重要な演技を隠さない。
・日本語のセリフは上記を可能な限り正確に表示する。
・漫画全体の最大のギャグは「誰もふざけていないのに、話だけが異常に大袈裟」である。