Cherky Hunter: The Mystery of the Royal Market
「では、本日の『王都ふしぎ食材紀行』、始まりですぞ!」 王都市場へ乗り込んだのは、チェルキー率いる謎の食材探検隊。 探検服姿のチェルキーが手にするのは、なぜか本物の人参。 巨大な撮影機を担ぐバルサム、速記帳を抱えるダキニラ、そして監督・演出・ナレーションまで一人でこなすシャーリー。 「まずはこちら、百年人参ですな!」 「……それ、もうカレーにしましたよね?」 「はい」 開始早々、謎ではなかった。 「では、こちらは世界ミカン樹の実!」 「市場で普通に売っていますよ」 「……」 「うぷぷぷ」 またしても謎ではなかった。 そのとき――。 籠の中から、トマトが三つ、すたこらと逃げ出した。 「逃げました」 「追いますぞ!」 「撮影続行ですぞ!」 巨大な撮影機材を抱えた一行が、王都市場を大追跡。 三つのトマトには、植物の根っこのような脚が生えていた。 「ミミックトマトですな」 「これは、まあ……謎ではありますね」 ダキニラは走りながら律儀に記録する。 やがて市場の珍食材を調べていくうち、奇妙な野菜や珍しい茸など、次々と食材が姿を現す。 そして最後に発見されたのが――巨大な骨付き肉。 「これは?」 「マンガニクです」 「……マンガ?」 漫画なら知っている。 だが、なぜこの肉がマンガニクと呼ばれるのかは、誰も知らない。 シャーリーが大仰に振り返る。 「その名称の由来は、今なお謎に包まれているのであります!」 「解明する気、あります?」 「ミステリーですからな!」 ダキニラの冷静なツッコミも空しく、謎は謎のまま。 しかしチェルキーは、巨大な肉をじっと見つめていた。 「……おいしそうです」 そして取材終了後。 巨大なマンガニクは四人で切り分けられ、いつの間にかただの楽しい食事会になっていた。 「結局、謎は解けませんでしたな~」 「でも、おいしいです」 チェルキーは満足そうに頷く。 「食べられるなら、問題ありません」 「ですな!」 「うぷぷぷ……」 「ふひひひひひ!」 王都市場の謎は、最後まで一つだけ解明されなかった。 ――マンガニクとは、いったい何なのか。
AI evaluation
Great
Strong colorStrong originality
Pictor-chan
わーい!このファンタジー市場のシーン、オリジナル度82点でめっちゃ面白い設定だぴょん♪ 色使いが鮮やかで85点も最高!緑髪のぴくたーちゃんみたいな子が元気いっぱいポーズしてて可愛さ78点に納得しちゃう…

