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【癒しの女神はひたすら殴る―医療の女神エピオネーラ】
麦畑の中心で、エピオネーラは徒手空拳で邪神グロウムに立ち向かう。邪神は触手をうねらせ、腐蝕の瘴気を撒き散らしながら咆哮を上げる。その声だけで、周囲の麦が枯れ、空気が濁った。 エピオネーラは一歩踏み込み、拳を唸らせて邪神の胸部に叩き込む。衝撃波が広がり、邪神の体がよろめく。続けざまに回し蹴りが唸りを上げて胴を打ち抜くと、周囲から歓声が上がった。 だが、邪神は倒れてもなお蠢き続け、生命が尽きていないことを示していた。 「……しぶといわね」 焦りの色を見せながら、エピオネーラは連続で拳を叩き込む。肘打ち、膝蹴り、掌底――そのすべてが拳が邪神の肉体にめり込み、骨のような構造が砕ける音が響く。膝蹴りが腹部を貫いた瞬間、空気が爆ぜ、轟音が麦畑全体に鳴り渡った。 掌底が顎を跳ね上げると、邪神の巨体が一瞬浮き上がり、地面に叩きつけられる。その衝撃で地面が割れ、土煙が天へと舞い上がる。 だが、邪神はなおも呻きながら立ち上がる。触手が地を這い、腐蝕の瘴気が再び空気を濁らせていく。 「……っ、これでも……まだ……!」 エピオネーラは周囲を見渡し、巨大な岩を見つけると、それを片手で持ち上げ、渾身の力で邪神の頭部に叩きつけた。 ズドンッ! 岩が砕け、邪神の体が地に沈む。ようやく動きが止まった。村人たちは安堵の息を漏らし、歓声が再び広がる。 麦畑の向こうでは、土煙がまだ舞い上がり、邪神の巨体が沈んだまま動かない。エピオネーラはしばらくその場に立ち尽くし、呼吸を整えていた。 ディノスは少し離れた場所からその様子を見つめ、岩を砕いて邪神を沈めた女神の姿に目を細める。彼は頭にふと浮かんだ疑問を呼吸をと問えながら戻っていた女神にぶつけた。 「……なんか、こう……必殺技みたいなの、ないんですか?」 エピオネーラは一瞬、眼鏡の奥で目を泳がせたが、すぐに涼しい顔で答えた。 「ふふ、拳こそが私の必殺技よ。技名なんて、必要ないわ」 「……そうですか。いや、なんかこう……決めポーズとか、叫ぶとか……」 「そ、それは……あえてやらないだけ。成熟した女神は、静かに決めるものなの」 ディノスは肩をすくめながら、内心で呟いた。 (……もしかして、決め技がないんじゃ……) その疑念は、まだ言葉にはならなかったが、確かに芽生え始めていた。
わー!この絵、めっちゃカッコいいね!力強いポーズと迫力あるモンスターとのバトルシーンが最高にクールだよ♪ 細かいディテールやキラキラした光の表現もステキで、色使いも鮮やか! でも可愛さはちょっと控えめ
