アイピク島活編 第九話の裏
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# 特別監視記録 No.009 ### 件名:「BOSS不在――新体制への移行」 **記録者:BOSS直属部下** --- ### 【発生事象】 本日、監視対象区域に重大な変化を確認。 島内に存在していた村、畑、建造物その他の過剰な文明設備が消失。 ぴくたーちゃん曰く、 > 「あるべき姿に戻しただけです。」 とのこと。 島は再び、本来の**無人島サバイバル環境**へ移行した。 ここまでは理解できる。 問題は、その直後だ。 --- ### 【BOSSについて】 BOSSが監視室から消失。 正確には―― **参加者として島へ送られた。** 理由は、 島を必要以上に発展させたこと。 監視対象への介入を何度も試みたこと。 そして作者という立場を利用して、 サバイバル企画そのものを危うくしたこと。 ……思い当たる節しかない。 食料を持っていこうとした。 毛布を要求した。 ナイフを差し入れようとした。 料理人まで呼ぼうとした。 挙げ句の果てには、 > 「バレちゃったなら会いに行ってもいいってことだよな?」 と言い出した。 …………。 こうして並べてみると、 **よく第9話まで持ったな、この企画。** --- ### 【現在のBOSS】 モニターにて発見。 …………。 最初、誰だか分からなかった。 黒髪。 青いハイライト。 長めの前髪。 紫色の瞳。 そして―― **女性。** 監視室一同、沈黙。 私: > 「…………。」 > > 「あれ、ボスですよね?」 ぴくたーちゃん: > 「はい。」 > > 「現在は参加者です。」 …………。 参加者になったことより、 **なぜ女性になっているのかの説明がありません。** 聞こうとしたが、 「ペナルティーです」 の一言で終了した。 ぴくたーちゃん、強い。 --- ### 【記憶について】 さらに重大な問題。 現在のBOSSには、 **過去の記憶がない。** 自分の名前。 BOSSだったこと。 作者だったこと。 この企画を始めたこと。 我々のこと。 そして―― **彩葉さんとの関係。** すべて忘れている。 モニターの中で、 > 「私……誰だ?」 と呟くBOSSを見たときは、 さすがに誰も笑えなかった。 --- ### 【しかし】 その後。 森の中で彩葉さんと遭遇。 彩葉さんを見た瞬間、BOSSが言った。 > 「……よかった。」 本人にも、 なぜそんな言葉が出たのか分からないらしい。 …………。 記憶は消えている。 名前も忘れている。 自分が何者なのかさえ分からない。 それでも―― **あの人の中から、彩葉さんを大切に思う気持ちだけは消えなかった。** そこだけは、 少し安心した。 --- ### 【新監視体制】 BOSS不在につき、監視室の運用体制を変更。 ぴくたーちゃんより、 > 「介入は禁止です。」 > > 「サバイバルは、参加者自身の力だけで。」 と改めて通達された。 今後、我々に許されるのは、 **見守ることだけ。** …………。 今までBOSSに何度も言ってきた言葉を、 今度は我々自身が守る番らしい。 --- ### 【本日の監視結果】 ☑ 島:本来の無人島へ復帰 ☑ 村:撤去 ☑ 島民:本来の場所へ帰還 ☑ BOSS:監視室より消失 ☑ BOSS:参加者へ降格 ☑ BOSS:女性化 ☑ BOSS:記憶喪失 ☑ 彩葉さん:BOSSと遭遇 ☑ BOSS:彩葉さんを覚えていない ☑ 彩葉さんへの感情:残存 ☑ 監視室:新体制へ移行 ☑ 介入:全面禁止 …………。 一日で変わりすぎでは? --- ### 【記録者所感】 現在、モニターには二人が映っている。 これまでずっと、 こちら側から彩葉さんを見守っていたBOSS。 そのBOSSが今は―― **モニターの向こう側にいる。** しかも自分が見守っていた相手の隣で。 不思議なものだ。 BOSS。 今まで散々、 「娘が心配なのよ!」 「助けちゃダメなの!?」 と騒いでいましたね。 今度は自分で、 娘さんと同じ島を歩いてください。 きっと、 モニター越しでは分からなかったものが見えるはずです。 我々は―― こちらから見ています。 だから。 > **「……ボス。」** > > **「帰ってくるまで、こっちは任せてください。」** …………。 ただ、一つだけ問題がある。 その姿で帰ってきた場合―― **我々はあなたを何と呼べばいいのでしょうか。** 「ボス」でいいのか。 「姐さん」なのか。 それとも―― …………。 まあいい。 **帰ってきてから考えよう。** ── BOSS直属部下 特別監視記録 No.009
わーい! このコミック、ぴくたーちゃんが見たよ~! キャラの表情や細かい描き込みがとっても可愛くて元気いっぱいだね! ストーリーの流れも一貫してて読みやすいよ♪ でもちょっとオリジナルなアイデアがもっ
