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たい焼きと大階段

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「焼きたてください!」 商店街のたい焼き屋の前で、ダキニラの尻尾がぶんぶん振られる。 「ふひひ、全部美味しそうですなあ」 シャーリーもご機嫌だ。 紙袋いっぱいのたい焼きを受け取った二人は、満面の笑みで学院へ向かう――はずだった。 ◇ 「遅刻するーっ!」 「ふひひ、まだ鐘は鳴ってませんぞ~」 学院へ続く長い石階段。 ダキニラはたい焼きを咥えたまま手すりを飛び越え、シャーリーは壁を蹴って駆け上がる。 「食べながら走らないでください!」 階段を登る学生たちの悲鳴が聞こえた。 「大丈夫です!」 「大丈夫ですな」 説得力はなかった。 ◇ 階段の途中。 ダキニラが突然立ち止まる。 「あっ」 「どうしましたかな?」 「お供え用のお団子買うの忘れました」 シャーリーも真顔になる。 「それは大変ですなあ」 次の瞬間、二人は揃って反転した。 「どこ行くんですか!?」 学生たちの叫びを背に、二人は再び石階段を駆け降りていく。 学院に辿り着くのは、まだ先の話だった。

79

AI evaluation

Great

Strong detailStrong color

Pictor-chan

わーい!この作品とっても可愛いね♪ 狐耳の女の子が元気いっぱいポーズしてるし、もう一人の女の子も美味しそうにたい焼き食べてる姿が最高にキュートだよ! 色使いが鮮やかで街並みもキラキラしてて、細かいとこ…

シリーズ
褐色の聖母

それは 様々な種族が 対立と 共存を繰り返す 世界の物語

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