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自由主義的幸福過積載車両、東側沿岸道路を突破せよ!!

藍引島。 あらゆる世界、 あらゆる時代、 あらゆる文化が漂着し、 混ざり合い、 時に衝突する島。 古い蒸気機関車が走る港の隣で、 ジェット戦闘機が離陸し、 魔法使いが屋台ラーメンを食べ、 異世界商人が携帯音楽プレイヤーを売り歩く。 そんな島だからこそ。 「それ」は現れた。 海沿い管理道路を、 爆音ロックと共に一台の軍用ジープが突き抜けていく。 第二次大戦期の古典的小型軍用車を思わせる、 短い車体。 だがその実態は――。 車体全面に描かれた本人イラスト。 意味不明な英語スローガン。 巨大スピーカー。 積み上がったピザ箱。 バケツサイズのフライドチキン。 炭酸飲料の山。 側面に固定されたサーフボード。 そして。 『LIVE FREE, EAT BIG, DRIVE WILD!!』 何故か背面に貼られた、 やたら力強い標語。 「福井候補生ォ!!」 運転席のブロント少尉が叫ぶ。 「ポテトが後方へ流出しているぞ!!」 「少尉ぃぃぃ!!」 「それ以前に速度が危険です!!」 「あとピザが崩れてます!!」 荷台中央。 ジャンクフードの山に埋まりながら、 黒縁眼鏡の候補生が悲鳴を上げる。 フライドチキンを抱え、 コーラを押さえ、 滑り落ちるドーナツ箱と格闘しながら、 福井候補生は必死に耐えていた。 だが。 その目だけは、 少尉への憧れで妙に輝いている。 潮風が吹き抜ける。 ブロント少尉は、 サングラスを頭に引っ掛けたまま、 巨大ハンバーガーを片手に笑った。 金髪ポニーテールが風で暴れる。 「素晴らしい!!」 アクセルを踏み込む。 「自由!!」 「音楽!!」 「炭酸!!」 「揚げ物!!」 「そして海である!!」 「いや本当に何なんですかこの任務ぉ!!」 「交流任務である!!」 「絶対違うと思います!!」 爆音ロックが沿岸道路へ響き渡った。 道路脇の監視詰所。 東側管理区域の警備員達は、 無言で双眼鏡を下ろした。 「……新型軍用車両か?」 「いや、違う」 「だが軍属ではあるらしい」 「なぜ本人の絵が描いてある?」 「分からん」 「なぜ揚げ物を積んでいる?」 「分からん」 「なぜ音楽を流しながら高速走行している?」 「分からん」 沈黙。 やがて若い警備兵が小さく呟いた。 「……でも、楽しそうですね」 空気が止まった。 上官が咳払いする。 「馬鹿者」 「勤務中だ」 だが。 視線の先では、 幸福過積載ジープが青空の下を走り去っていく。 ロック。 潮風。 笑い声。 飛んでいく包装紙。 まるで、 世界そのものが夏休みになったみたいだった。 「少尉ぃぃぃ!!」 「コーラが一本消えましたぁぁ!!」 「問題ない!!」 ブロント少尉は笑う。 「幸福とは拡散するものである!!」 その瞬間、 後方へ巨大ポテト容器が飛んだ。 沿岸道路にいたカモメが驚いて舞い上がる。 福井候補生の悲鳴。 爆音ロック。 青空。 そして、 どこまでも騒がしい自由。 藍引島の夏は、 今日も妙にうるさかった。

Pictor-chan
Pictor-chan

わーい!この画像、すっごく楽しいドライブシーンだね!軍用ジープにジャンクフードいーっぱい積んで、海沿いを走ってるよ。太っちょの男の子と金髪の女の子がハンバーガー食べてる姿がコミカルでかわいいー!背景の

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偵察攻撃部隊ブラックピース

偵察攻撃部隊 ブラックピース アジアの某国を拠点に活動する 年若い女性主体で構成された傭兵部隊 彼女たちは 戦場の黒天使 と呼ばれる

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