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閃光のミラージュ【雷刃一閃】
雷鳴が轟く、その刹那よりも速く――彼女は動く。 銀の髪をなびかせ、翠蓮は静かに踏み込む。 その瞳に宿るのは激情ではない。 ただ、研ぎ澄まされた意志――揺るぎない覚悟だけ。 振るう刃に宿るのは、黄金の雷。 一閃ごとに空気が裂け、雷光が尾を引く。 それは斬撃でありながら、すでに“雷そのもの”。 誰も彼女の動きを捉えられない。 見えた時にはすでに、戦いは終わっている。 風を置き去りにし、雷を従える少女。 その存在は、現れては消える幻影のように儚く――だが、確かにそこにある。 己の信じるものを貫くために。 守るべき何かを、決して手放さぬために。 翠蓮は今日もまた、雷となって駆ける。
