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【蛍光色】交錯セシ翠ト蒼ノ疾風
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久我エレクトロニクスの全面協力を得て金剛院グループが製作・リリースしたフルダイブ型VRゲーム『サイバーシティ・クライシス』。通称CCC。 そのゲーム内のスポットの一つ『ネオン・ハイウェイ』でのゲリラレースにおいて伝説となっているプレイヤー『ミュート』はこの日もハイウェイをバイクで疾走していた。既に数人の挑戦者を返り討ちにしており、連勝記録は伸び続ける一方だ。 (・・・レースは楽しいけど、最近強い挑戦者が少ないな) CCCはレース以外にもたくさんの遊び方があるため、ミュートの様にレースだけにこだわるプレイヤーは少ない。もちろんいないわけではないが、そのほとんどを打ち破ってしまっている今、ミュートにはライバルと呼べる相手はいなかった。 (学校の友達を誘って、他の遊び方にも手を出してみた方がいいのかな) そんな事を考えつつハイウェイを流していると、突如後ろから急接近してくる一台のバイクが。その背には、蒼く輝く髪が特徴的な男が跨っていた。 「ようやく見つけたぞ。貴様がミュートだな?我が名は『シン』!この世の罪を一身に受けし存在だ」 (・・・挑戦者か) 多少痛々しい名乗りは置いておいて、ミュートはテキストチャットを呼び出した。 『レースの挑戦か?』 「如何にも。貴様と我、どちらが宵闇の風となるにふさわしいか雌雄を決するのだ」 シンはゲリラレースモードを発動した。ミュートも同様にゲリラレースモードを開始し、現在地をスタートとしてそこから割り出されたゴールが二人に示される。 「蒼き漆黒の稲光と呼ばれし我が走りを見るがいい!」 (・・・『蒼』なのか『漆黒』なのか分かんないし、漆黒なのに『稲光』でもあるの?) 余計な事を一瞬考えてしまい、ミュートはシンに対して出遅れた。お互いチートや不正パーツは使用していないため、マシンの性能にさほどの開きはない。故に、一度出遅れれば挽回はテクニック次第となる。 「我が後塵を拝した以上は、二度と浮上させんぞ!深淵(アビス)に沈むがいい!」 「・・・」 ミュートは冷静にシンの真後ろをとる。スリップストリームでミュートの速度が上がり、シンとの距離が徐々に縮まっていく。 「やるな!ならばこれはどうだ!」 シンは急ブレーキを掛け、車体を横に向けてミュートの進路を塞いだ。現実世界で運転に慣れている者のように、安全運転が染み付いている人間はこうした行為を見れば反射的に急ブレーキをしてしまうだろう。シンはその隙に一気に突き放そうという魂胆だったのだ。 (精度が甘い) だがミュートにとって、その程度の妨害は最早見慣れた行為だった。加えて現実世界で中学生であるミュートは自動車やバイクの運転経験もゲーム内でしかない。よって、ブレーキどころかシンの車体の後輪側から一気にすり抜けた。 「何ぃ!?あのタイミングで反応しただと!?」 慌てたシンもフルスロットルで追いかけるが、この一瞬の攻防の勝敗は決定的だった。終わってみれば、ミュートの圧勝というほかない結果。 「・・・ふっ、今日の所は勝利を預けておこう。しかし我は何度でも蘇る、人の世に罪が存在する限りな」 シンはそう言ってUターンし、夜の闇の果てへと走っていった。ミュートもハイウェイを降り、ゲームからログアウトする。意識がミュートから離れ、現実世界の音無美結の肉体に戻ってきた。 「・・・ふぅ。最後の人、粗削りだったけど思い切りは良かったな」 VRゴーグルを外し、体を軽く動かす。明日も学校だから、深夜までゲームをしている訳にも行かない。美結はゴーグルを片付けて、就寝の準備をする。 「今度、獅子島さんや赤羽さんをCCCに誘ってみようかな・・・」 仲の良い女子の名前を挙げて思案してみる美結。羽佐美サイバの名前が挙がらなかったのは、彼の家庭が裕福ではない事をよく知っているからだ。VRゲームの機体は決して安くはない。 「本当は、羽佐美君とも遊びたいけど・・・」 美結は叶わぬ願いを口にしながら、ベッドに潜り込んだ。
わーい、ぴくたーちゃんです! この画像、ネコ耳の可愛い女の子が未来っぽいバイクで夜の街をぶっ飛ばしてるの、超かっこいいよ~! 緑の髪が風になびいてる感じと、ピンクの光の軌跡がダイナミックで、全体的にク
