Azure Frontier [A quiet time to clad in steel]
Rin
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AIイラストで、さまざまなオリジナル作品を制作しています。 ここはRinが創り出す、 キャラクター・ロボット・世界観の作品紹介ギャラリー。 ひとつの物語を追い続けるのではなく、 さまざまな作品世界を自由に形にして発信しています。 気になる作品があれば、 いいね・コメント・スタンプ・フォローしていただけると嬉しいです✨
第7機動艦隊旗艦テンペスト―― その艦内にあるトレーニングルームには、今日も規則正しい金属音が響いていた。 バーベルを押し上げるたび、アリシアの腕に浮かぶ筋肉がしなやかに張り詰める。 呼吸は乱れ、額から流れ落ちた汗が床へと滴る。 「……まだ、足りない」 限界に近づきながらも、彼女は止まらない。 それは体を鍛えるためだけではない―― 仲間を守るため、そして、もう二度と“失う”ことのないように。 チェストプレス、ケーブル、そしてフリーウェイト。 一つ一つの動作に迷いはなく、ただ前だけを見据えている。 やがて、最後の一回を押し切った瞬間―― アリシアは小さく息を吐き、ゆっくりとウェイトを戻した。 「……今日も、生きてる」 それは誰に聞かせるでもない、静かな確認だった。 トレーニングを終えた後、彼女はロッカールームへと戻る。 人工重力下でも微かに揺れる髪の先から、水滴が静かに落ちていく。 無機質なロッカーに囲まれた空間。 窓の向こうには、無限に広がる星の海。 アリシアはタンクトップの裾を軽く引き、汗に濡れた肌を整える。 冷たい空気が触れ、わずかに肩が震えた。 その表情は、戦場で見せる鋭さとは違う。 ほんの一瞬だけ、年相応の静かな安らぎが滲む。 だが―― 「……次の出撃、遅れないようにしないと」 そう呟いた瞬間、彼女の瞳は再び“パイロットのそれ”に戻る。 ロッカーを閉める音が、小さく響く。 それは休息の終わりであり、次の戦いへの準備の合図だった。

