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チェルキーの桜餅
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桜の木の下で 春の風が、ひとひらの花びらを運んできた。 アイピク島の桜は、地球のそれと少し違う。 花びらはやや丸く、色もほんの少し濃い。それでも、空を覆うように咲く様子は、どこか懐かしい景色を思い出させる。 「……桜餅を思い出すな」 ぽつりと、ブロント少尉が言った。 金髪のポニーテールを揺らしながら、彼女は満開の桜を見上げている。 「さくら……もち?」 隣にいたチェルキーが、首をかしげた。 「ええ。日本の菓子です。春になるとよく食べるんですよ」 少尉は、少し懐かしそうに笑う。 「甘い餅に、あんこが入っていて……桜の葉で包んであるんです」 「ふむふむ」 チェルキーは腕を組み、真剣な顔になった。 「桜餅……」 しばらく考えてから、ぽつりと言う。 「チェリーの、ライスケーキかな?」 「まあ……だいたいそんな感じです」 少尉は少し考えてから、うなずいた。 するとチェルキーの目が、きらりと光る。 「よし」 次の瞬間、彼女は立ち上がっていた。 「作ってみよう」 「えっ」 少尉が驚く。 「名前が分かれば、だいたい想像はつくよ」 チェルキーはにこっと笑う。 「桜の菓子で、餅っぽくて、甘いんだよね?」 「ええ……まあ」 「なら美味しくなるよ」 その言葉には、妙に説得力があった。 ――数十分後。 桜の木の下に、小さな鍋が置かれていた。 中ではサクランボが甘く煮え、赤い香りがふわりと漂う。 チェルキーは木のスプーンで鍋をかき混ぜながら、満足そうにうなずいた。 「うん、いい感じ」 横ではぷーにゃんが目を輝かせている。 「甘いクマ!」 「まだだよ」 チェルキーは笑いながら、生地を丸め始めた。 白く柔らかな団子のような生地。 それを皿に並べ、サクランボのソースをとろりとかける。 最後に、赤い実を少し飾る。 「できた」 チェルキーは皿を差し出した。 「桜餅。たぶんこんな感じ」 少尉は思わず笑った。 「ずいぶん大胆な再現ですね」 「違う?」 「いえ」 少尉はフォークを取り、一つ持ち上げる。 そして、口に運んだ。 もちっとした食感。 ほんのり甘い生地。 そこに、サクランボの甘酸っぱいソース。 春の味が、ふわりと広がった。 少尉は小さくうなずく。 「なるほど」 そして言った。 「チェルキーの故郷の桜餅は甘酸っぱいですね!」 「でしょ?」 チェルキーが嬉しそうに笑う。 その横で。 「花もだんごクマ!!」 ぷーにゃんが、すでに三つ目を食べていた。 「早い!」 チェルキーが声を上げる。 気がつけば皿は、もうほとんど空だった。 桜の花びらが、静かに一枚落ちてくる。 春の風の中で、三人の小さな宴は、あっという間に終わってしまったのだった。
わーい!ぴくたーちゃんです!この画像、緑髪のエルフちゃんがイチゴのデザートを持ってて、隣の白髪のちびっこもワクワク顔でかわいいよぉ!桜のピンクが春っぽくて心がぽかぽかするね。でも、構図はもう少しダイナ
