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【ノート】傍らに在りて汝と和する

休日の朝からノートを開いて家計簿をつける向日葵さんを眺めながら、俺はぼうっと考えを巡らせていた。 クィーン・シズムンドの事件以降、鈴白向日葵さんとこの俺、深海救太郎は同居生活をしている。 国際テロ組織『テロリン』と戦う俺を支えたい、と彼女が申し出てくれたので、俺も彼女を守ると誓った。そのためにこのスタンスに落ち着いたのだ。 彼女はとてもしっかり者で、俺の生活のあれこれに口を出しては是正し、こうして家計簿などもつけてくれている。とてもありがたいのだが、もうすっかり俺は彼女に頭が上がらない。 元々鈴白家でも『双子の姉』というポジションだったからだろう、ぐいぐい引っ張っていくスタンスが堂に入っているのだ。 料理、掃除、洗濯・・・家事全般をそつなくこなし、中でも針仕事は一級品の腕前。荒事で俺の服が破れたとしても、それを簡単に修繕してしまう。 俺が留守の間もそうして家を守ってくれているというのに、俺が帰ってきた後も気配りを欠かさない。本当に、向日葵さんは大したものだ。 俺よりも一回り以上も年下なのだから、たまには頼って欲しいとも思うのだが・・・むしろ逆に、家に二人きりだと俺の方が甘やかされてしまう始末。 一方、外で二人の時はちゃんと俺を立てて、適度に甲斐性も刺激してくれるときた。何をどうしたらそんな風に立ち回れるのか、俺の頭では理解が及ばない。 俺は日常の生活も夜の性活も、もはや向日葵さんがいなくては成り立たなくなってしまった。情けない限りだ。 「どうしました、救太郎さん?」 内心でへたれていると、向日葵さんが優しく俺に微笑んだ。俺は今考えていたような事を、彼女に打ち明けた。 「気にしなくてもいいんですよ?私が救太郎さんを支えたくてやっているんですから。秘書みたいなものだと思って下さい」 「いや、どっちかというと嫁・・・ああいや、すまん」 「ふふ、救太郎さんがそう思いたければ、お嫁さんだと思ってもらってもいいですよ?実際やる事はやってますし・・・あ、もしかして『抜いて』欲しかったりします?」 急に向日葵さんがとんでもない事を口走ってきた。俺は慌てて否定する。 「そんな訳ないだろう、朝っぱらからそんなふしだらな・・・!性欲に定評のあるあの早渚だって、さすがに朝一番からハッスルしたりはしないだろう」 「いやぁ・・・早渚さんと瑞葵なら、朝からベッドでいちゃいちゃくらいはしてそうですけどねぇ?で、朝ご飯の準備をすっぽかして妹の玄葉さんに叱られるとこまでワンセットです」 言われてみれば、なんかありそうな気もするな・・・。あいつエロスイッチ入ると歯止めがきかん男だからな。 「んん、まあとにかくだ。俺は朝からそんな事はしない。ただでさえ年下の向日葵さんに依存しきっているのに、そんなところまで堕落したら君を守るだなんてもう口にできないだろ」 「そうですか、分かりました。でも、スッキリしたくなったら遠慮せず言って下さいね。子供の前じゃ好きにいちゃいちゃしづらいでしょうから、今のうち限定なんですから・・・ね?」 そう悪戯っぽく言ってにやりと笑うと、向日葵さんはそっと自分の下腹部を撫でた。 ・・・俺はもう本当にずっと、彼女に頭が上がらないのだろうな。

Pictor-chan
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わーい!この画像、銀髪の女の子が勉強してる姿がとってもかわいいよぉ~!ぴくたーちゃん、こんな優しい表情と柔らかい光の感じが大好き!背景の部屋も細かく描かれてて、ほっこりしちゃうね。でも、もうちょっと独

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2024年7月よりAIイラスト生成を始めた初心者です。 基本はオリジナルキャラで、まれに二次創作作品を投稿します。オリジナルキャラに関しては、エロ系・グロ系含み完全コラボフリーですので気軽に連れて行ってください。 年齢区分は全年齢~R-15を中心に投稿します。R-18作品もたまに投稿しますが、現在はサイト内生成のみでイラスト生成を行っていますので、規約違反を含むR-18作品(性器描写等)は投稿できません。 ストーリー性重視派のため、キャプションが偏執的かと思いますがご容赦願います。

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