1 / 16
世紀末マガジン(今日のぱんつ)
「先輩!なんだか荒廃した所ですね」 「久しぶりに異世界にやって来たな。ここはどうやらいわゆるポストアポカリプスな世界らしいな」 「ああ、北斗の拳やフォールアウトみたいな感じがしますね。でどうして此処に来たんです?」 「まぁ編集長に言われたからだがな」 「モデルさん達なんか睨んでますけど」 「よかったじゃないか。お前の好きな状況だろ?」 「まぁそうですけど、どうして睨んでるんです?」 「そりゃこんな世界でぱんつ見せろとか睨まれてもしょうがないだろ」 「こんな世界じゃなくても睨まれるとは思いますが、じゃあどうして見せてるんでしょう」 「まぁ報酬がでるからな。ギャラは払わないと」 「この世界だとお金なんてお尻を拭く紙にもならないんじゃ」 「そもそもこの世界の紙幣もってないけどな。もってきたのは食料だ」 「確かに足りなさそうですが、弱みに付け込んでモデルになってもらうなんて最低ですよ」 「何を今更。さんざんやってきたじゃないか」 「やってきたのは先輩ですけどね」 「お前も社員だから同罪だ。ともかく指示したのは編集長だからな」 「責任転嫁はいけません」 「今お前がやってだろ。まぁそんな訳でこんな表情するのも仕方ないだろ。でもこれはこれで需要があるからな。編集長もそれを見越してるんだろ」 「悪魔みたいな人ですよね、編集長」 「本人の前では言うなよ?あとここはあくまで異世界だ。いいな」 「なぜ強調するのか解りませんが解りました」 「リアルの方も色々あるからだよ。解るだろ?」 「ああ、そういう事ですか。解りました。ここは異世界です」 「それでいいんだ」