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先生の秘密色 ― モノクロの真実 ―
中庭のベンチで資料に目を通すシャーリー。 風に軽く揺れるスカート、整った制服姿──誰が見ても学院の優秀な助教だ。 しかし、物陰の向こうにはあやしい姿が。茶髪の青年学生、制服にカメラを構え、珍しくほくそ笑んでいる。 「ついに……!」と心の中で小さくガッツポーズ。 だが、スカウト科の助教──つまりシャーリー──は簡単には撮らせてくれない。 シャーリーが一瞬、顔を上げる。密偵は慌てて体を伏せるが、その瞬間── 「くぅおぅら~!!こそこそ女教師を隠し撮りとは!!母が許さん!!」 背後から轟音とともに現れたのは、七尺の筋肉ムキムキ黒人男性、アフロヘアにサングラス、大地母神のローブをすっぽりと纏ったバルサムだ。 腕を組んで見下ろす巨漢狂相のその姿に、青年は思わず「ひっ!」と声を上げる。 拳で語る愛を信条とする聖職者の威圧感は、一目瞭然。 「おわ、カメラ、いやですね、何か見えましたか?」 シャーリーはスカートを軽くつまみ、片手を首の後ろに回して、まるでグラビアポーズのように振り返る。 密偵はその圧倒的存在感に押され、思わずカメラを地面に落とす。 「ぐぬぬ……!」と足元の現実に震えるしかない。 その瞬間、すっと影から現れるダキニラ。 小柄で細身の狐耳美少女、茶髪ロングに白い修道服。 幸運神の金色の聖印を胸元にぶら下げて、地面のカメラを素早く回収する。 「……これで安心」 シャーリーはその後ろで、軽くスカートを整え、片方の手を首に回したまま、にっこりと微笑む。 ・・・・・・・・・ ダキニラはカメラを抱えたまま、新聞社の暗室に戻るとフィルムを現像する。 現像液に浸したフィルムから、白黒写真がゆっくりと姿を現す。 「あ……」 小さく息を漏らし、眉間にしわを寄せるダキニラ。 写真には間違いなくシャーリー──服装、体格、全て一致している。髪型も………。 「写真か……。シャーリーさん、無防備すぎる……。色は解らないけど」
わーい! ぴくたーちゃんです♪ この画像、ベンチに座った黒髪の女の子が紙を読んでて、男の子がこっそりカメラで撮ってるシーンだね! 女の子の制服に赤いマントがアクセントになって、とっても可愛らしいよ~。
