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秋祭り屋台 ーー黄金色のお団子様ーー
久しぶりのダキニラがまたなんかやってます。怪しげな助っ人もついてます ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 秋風が境内を吹き抜ける。赤や橙、黄色の提灯が揺れ、祭りの喧騒と屋台の香ばしい匂いが混ざり合う。そんな中、ひときわ異彩を放つ屋台があった。 茶髪ウェーブのサイドテールを揺らす狐巫女、ダキニラが落ち着いた手つきでお団子を並べる。 その隣には、黒髪ロングの清純派美少女…シャーリーが立ち、見た目そのままに愛らしい笑顔で観客に向かって手を振る。 シャーリー:「ふひひ、拙尼が丹精込めてこねくり回しました、黄金色のお団子さま!! まさにお宝というべきですぞ!!これほどのお宝を出せるのは拙尼ぐらいしかおりませぬ! 隣の狐巫女など、せいぜい聖水と申して井戸水に細工するぐらい!! さあお兄様、こちらを一口召し上がれば、あっ、それこそ!!幸運神様の御身元で桃源郷が見られるほどのありがたさですぞ!!」 通りかかった青年が眉をひそめる。 青年:「おい、あんた、本当に賢者の学院の女学生かよ!!」 シャーリーは黒髪のロングを軽く揺らし、小首をかしげ、清純派美少女そのままの声と仕草で答える。 シャーリー:「ふひひ、拙尼めは神の僕、嘘謀りは申しませぬ!! と申しますも、多少は盛りますぞ!! 本当は、学生にして。賢者の学院の助教の地位もお預かりしております!!」 青年は目を丸くするが、怪しすぎる口調に疑念を抱く。 屋台の端から銀髪ロングのリリスが小声で呟く。 リリス:(質が悪いことに、本当だよ。女とは明言してねーし…) ダキニラは横で微笑み、巫女らしく落ち着いた声で観客に呼びかける。 ダキニラ:「お客様、どうぞお手に取って。幸運の御加護があるかもしれませんよ。」 シャーリーはさらに身振り手振りを大げさに使い、観客の目を釘付けにする。 シャーリー:「ふひひ、こちらを召し上がれば、皆様も拙尼のご加護を受け、明日は必ず幸運の日と相成りますぞ!! ああ、そこのお嬢様、口に含めば恋愛運も上昇…と、言い切れますぞ!!ふひひ!!」 観客はその完璧な外見に目を奪われつつ、言動の胡散臭さに笑いをこらえきれない。 屋台の前には自然と行列ができた。 リリス:(…質が悪い上に強烈だ。あの黒髪ロング、清純派の顔して怪しすぎる…!でも、客は信じちゃうんだよなぁ。) ダキニラとシャーリーは息を合わせ、さらに怪しさと華やかさを増して屋台の空気を支配する。 祭りの喧騒の中、狐巫女と清純派美少女風の怪しい男が織りなす屋台は、笑いと奇抜さと神秘性が入り混じった、まさに秋祭りの名物となった。
わーい、ぴくたーちゃんだよ! この画像、秋の夜祭りみたいな雰囲気で超かわいいね~! 狐耳の女の子が団子を焼いてる姿が元気いっぱいで、隣の黒髪の女の子も笑顔が素敵! 提灯の灯りと紅葉の色合いがとってもロ
