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【花嫁】大切な彼女

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2025年06月16日 17時04分
使用モデル名:animagineXL4.0 Opt
対象年齢:全年齢
スタイル:イラスト
デイリー入賞 44
ウィークリー入賞 44
参加お題:

「瑞葵ちゃん、とっても綺麗だよ。視線こっちにお願い」 「はい、凪さん!表情はこんな感じでいいですか?」 私は花嫁衣装に身を包んだ瑞葵ちゃんを撮影しまくっています。ここは鈴白家のリビング。もちろん、瑞葵ちゃんが誰かと結婚する訳ではありません。これは向日葵ちゃんが衣装として作成したドレスなのです。 「ふふふ、どうですか早渚さん。割と自信作なんですよ、このウェディングドレス」 得意げな向日葵ちゃん。確かにこれは自慢したくもなる良い出来栄えです。服も、それを着ている被写体も最高。 「素晴らしい出来だよ、向日葵ちゃん。でもこれ、何のために作ったの?瑞葵ちゃんにぴったりって事は、向日葵ちゃんが着るつもりではないんだよね。だってこれを向日葵ちゃんが着るならパッド・・・」 「あ?」 私は慌てて口を噤みました。いかんいかん。向日葵ちゃんに胸のサイズの話は厳禁だった。 「・・・んん、今早渚さんが何か失礼な事を言いかけたようですが、特別に流してあげます。このドレスは、シンプルに服作りの練習用ですよ。作成難易度の高い服を作れないようでは将来的に困りますからね」 そう言うからには向日葵ちゃんとしては、服作りを仕事にしたいんだろうな。才能もあるようだし、悪くない進路でしょう。 「後はあわよくば、凪さんがこの服を着た私を見て『ウッヒョー!瑞葵ちゃん可愛いー!結婚しようハァハァ!』って言い出さないかなぁ~って」 「私そんなキャラじゃないよね!?」 瑞葵ちゃんの思惑にのせられた訳じゃありませんが、うっかりすると本当に結婚したくなるから気を張っていないと。 「あ、でも凪さん。実は最近、おねーちゃんが自分磨きに力を入れてるんですよ」 「え、そうなの?」 元々オシャレには気を使ってる子だと思ってたけど、更に念入りに努力してるって事かな。 「多分、気になる男の人が出来たんじゃないかと私は睨んでます!」 「えー!そうなの向日葵ちゃん?言ってよー」 「ちょちょちょ!勝手に盛り上がらない!違うから!」 口では否定しても、向日葵ちゃんは恥ずかしそうに目を逸らします。あー、そっかそっか。新しい恋を見つけたのかぁ。何か微笑ましいなぁ。 「でもおねーちゃん、私が聞いてもどんな男の人なのか教えてくれないんです」 「だ、だから違うって!」 「教えてくれてもいいじゃない。向日葵ちゃんが気になってる相手かぁ、私も知ってる男性だったりする?」 「言いませんからね!」 よしきた、語るに落ちたぞ。 「凪さん聞きましたか、『言いません』って事はやっぱりそうですよね!?」 「だよねだよね!甘酸っぱいなぁー♪」 私と瑞葵ちゃんがきゃいきゃい盛り上がっていると、向日葵ちゃんがぎりりと歯を食いしばって反撃に出てきました。 「私の事はほっといて下さい!それよりいい加減早渚さんと瑞葵の方こそ、進展ないんですか!」 「進展って言われても・・・」 「これ以上進展したらカップル成立しちゃいますよね」 一緒にお風呂に入ったりはしましたが、まだキスはしてないので愛情表現的にはギリギリのところでカップル不成立ゾーンだと思うんですよね。顔を見合わせて頷き合う私と瑞葵ちゃんに、向日葵ちゃんはキレ散らかしてきます。 「もう成立すりゃいいじゃないですか!そもそも二人が付き合ってないのって早渚さんの面倒な性癖のせいでしょ!何ですか、早渚さんとしては瑞葵が彼女になったら速攻瑞葵には飽きちゃうつもりなんですか!?」 「い、いやそんな事は無いと思うけど」 「だったらもう付き合っちまえって話なんですよ!必ず結婚しなきゃいけない訳でも無いし、気軽に恋人関係になりゃいいんです!それで飽きるようなら所詮そこまでの気持ちしか無いって事なんで!本当もう、早渚さんと瑞葵を見てるともどかしくてイラつくんです!」 ううん、まあ向日葵ちゃんから見れば私って、可愛い妹を弄んでいる悪い男のように見えてしまうか。 「ハァ・・・すみません、ちょっとヒートアップしました。でも丁度いい機会だと思いますよ。お互い、付き合うのは生理的に無理とかそういうの無いなら、一時的にでもカップル成立させといてください。じゃないと、早渚さんの女性関係マジで爛れてるんで何が起きてもおかしくないですから」 「ううっ、それ言われると反論できないなぁ・・・」 実際この間も花梨さんとえっちな約束したみたいな展開になっちゃったし。 「ハイ、健やかなる時も病める時も、お互いの事を大切に想う事をここに誓いますか?」 何か向日葵ちゃんが仲人みたいな事始めちゃった。私と瑞葵ちゃんは顔を見合わせます。改めて意識すると何か照れくさい。 「ん・・・私は瑞葵ちゃんの事が大切だよ」 「私は・・・その、この気持ちの名前は分からないですけど、凪さんが私の傍からいなくなるのは、やー、です・・・」 私はその言葉を聞いて、これはもう私から行かないとダメかなと感じました。もう対応が間違ってて泣かれたりしたら謝るしかない。そう決めて、瑞葵ちゃんを抱き寄せます。 「瑞葵ちゃん、目閉じて」 優しく上を向かせて、そっと唇を重ねます。幽魅とは違う、体温のある柔らかな感触。もう、後戻りはできません。 「今度は、演技とかじゃなく言うね。愛してるよ、瑞葵ちゃん」 唇を離してそう告げましたが、何の反応もありません。あれ・・・やらかした、かな。 「あの早渚さん、キスまでしろとは言ってなくて・・・いやまあむしろ早渚さんがそこまで頑張ってくれたのはすごく良い事なんですけど。ちょっと急すぎましたね。瑞葵、気絶してます」 「あ」 そう言えば、前も口説き文句を聞いて鼻血吹いて気絶したとか言ってた事あったな。瑞葵ちゃん的にはシラフでいきなりやるには刺激の強い行為だったか。目を閉じたまま、意識を手放しているようでした。 「ハァ・・・トリップしてない時は免疫ないんだからなぁ。早渚さん、瑞葵の介抱は私がしとくんで」 これは暗に帰れと言われてるな。まあ、流石にこれじゃ瑞葵ちゃんが復活しても私の顔を見ただけでまたのぼせ上がるかも知れないし、今日は一旦退散するか。 「とりあえず、今度からちゃんと彼女扱いしてあげて下さいね。簡単にフッたりしたら・・・やー、です」 「あ、はい」 そこであえて瑞葵ちゃんの口真似してくるの、すごいプレッシャーかけられてる感じあるな。気を付けよう。 ・・・あ、あと瑞葵ちゃんのお父さんにもどこかで挨拶しないと。一刀両断で首を落とされて殺されないように、その時にはこっそり幽魅を連れて行った方がいいかなぁ・・・。

コメント (15)

2025/06/19 08:50

2025/06/19 15:02

2025/06/18 14:01

2025/06/18 15:28

2025/06/17 22:01

2025/06/17 22:53

どこぞの忍者張りに手刀で首を一刀両断ですね

2025/06/17 13:36

瑞葵ちゃんパパはセフィ〇スのような長大な日本刀を使う剣術の達人なので、カラテは未収得ですね。でもこの事を知ったら南斗聖拳を極めておくべきだったかと言い出しそうな気もします

2025/06/17 13:53

正妻争い一歩リード…かな? いや,でもまだわからんか…

2025/06/17 13:21

はい、正直まだ分からんです。私としては本当は、キスくらいはありでも恋人関係にはまだなって欲しくなかったんですけど、話書いてるうちに向日葵ちゃんが勝手に二人をくっつけてしまいました。 自分の作ったキャラが自我を持ってると、こういう時に先の展開考えるのにちょっと困ってしまいます。他のヒロイン候補女性陣をどうすりゃいいんだ・・・まあ何とかしますが

2025/06/17 13:50

2025/06/17 12:53

2025/06/17 13:48

何ダース欲しいアルカ?

2025/06/17 12:22

瑞葵「一日あたり1ダースくらいでしょうか?」 凪「待ってそんなの私が干からびて死んじゃう」 瑞葵「・・・ふふ、『何』を1ダースだと思ったんですか?」 凪「・・・ノーコメントで」

2025/06/17 13:48

2025/06/17 10:05

2025/06/17 13:46

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2024年7月よりAIイラスト生成を始めた初心者です。 基本はオリジナルキャラで、まれに二次創作作品を投稿します。オリジナルキャラに関しては、エロ系・グロ系含み完全コラボフリーですので気軽に連れて行ってください。 年齢区分は全年齢~R-15を中心に投稿します。R-18作品もたまに投稿しますが、現在はサイト内生成のみでイラスト生成を行っていますので、規約違反を含むR-18作品(性器描写等)は投稿できません。 ストーリー性重視派のため、キャプションが偏執的かと思いますがご容赦願います。

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