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エルフの足裏、それは恋と一緒だな

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2025年06月20日 16時10分
使用モデル名:NovelAI
対象年齢:全年齢
スタイル:リアル
デイリー入賞 161
参加お題:

森の朝は気まぐれだ。陽の光が木々の隙間からきらりと差し込み、どこからともなく鳥のさえずりと小さな妖精たちの笑い声が響く。そんな中、エルフの女戦士・ソールフィーレは、巨大な岩の上に座っていた。いや、正確には、座らされていた。 「ねぇ、もう何枚撮るの?足の裏なんて、どれも一緒だよ。恋と一緒だな。」 カメラを構えた村の青年たちが、緊張と興奮の混じった顔でシャッターを切る。その足下、ソールフィーレの美しい裸足が、太陽の光を受けてきらりと輝いていた。 「おい、ソールフィーレ!指先もうちょっと開いて!それそれ…ああ、最高!」 「うーん、爪先立ちはどう?……冗談、顔だけにしろよ。」 背後から毒づく声が聞こえる。相棒のドワーフ、グラッツだ。ソールフィーレはグラッツが嫌いだった。彼は何かにつけて口うるさいし、妙に知識をひけらかす。 「裸足裏ってなんなん?もそもそそんな言葉あんの?私は誰の性癖でこんな事やらされてんの?」 「それを聞くか、お嬢さんよ。知識は恋と一緒だな、知らないと始まらねぇ。」 グラッツは、分厚い本をどこからともなく取り出した。ページをめくりながら、どこか得意げだ。 「日本という国ではな、昔から“足の裏フェチ”ってやつがいる。江戸時代の浮世絵にも、女の足の裏が描かれていたりする。明治以降は写真文化が発展して、今や雑誌やネットでも足裏写真が出回ってる。特に夏場は、素足サンダル文化と相まって、足裏需要が高まるんだ。これ、統計でも出てる。女優やアイドルの足裏特集も珍しくねぇ。」 「つまり、私は歴史の担い手なんだね?うーん、足の裏が国を越える…。恋と一緒だな。」 「いや、違うだろ。その解釈は飛躍しすぎだって!」 「でもさ、足裏を見てどうするの?嗅ぐの?食べるの?」 「いや、嗅ぐのは一部だ。たいていは“眺める”んだ。形や色、柔らかそうかどうか…。芸術的価値を見出す者もいれば、単なる趣味のやつもいる。」 「芸術…。私の足裏が芸術なら、グラッツのヒゲも芸術だよ。恋と一緒だな。」 「冗談、顔だけにしろよ。」 村の青年たちは夢中でシャッターを切り続ける。ソールフィーレはポーズを変えたり、指をくねらせたり、時にはグラッツのヒゲに足を乗せてみたりした。 「はい、これで最後!お疲れ様でした!」 青年たちが満足げにカメラを下ろす。 「これで有名になれるかな?足裏アイドル、ソールフィーレ…微妙だな。」 「いや、意外とイケるかもな。お前、変なとこ度胸あるし。」 「ねぇ、グラッツ。あんたは私の足裏、どう思う?」 「うーん……」 グラッツはしばし考えた。 「……まあ、悪くねぇな。」 「それ、恋と一緒だな。」 「冗談、顔だけにしろよ。」 ふたりは顔を見合わせて、同時にぷっと吹き出した。 夜明けの森に、かすかな霞が流れている。空は群青と薄紅色のグラデーション。新しい一日の始まりを告げる朝日が、葉の雫をダイヤモンドのように輝かせる。ソールフィーレの足裏を歩いた露が、小さな虹を作り、森の精霊たちが静かに目覚める。世界は今日も美しく、足元から始まる物語が、ふたりの間にそっと続いていく。空高く、雲は悠然と流れ、すべてを見下ろしながら、どこか遠い場所へと消えていくのです――。

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2025/06/21 13:34
2025/06/21 00:12
2025/06/20 21:42
2025/06/20 19:40

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いいねコメントありがとうございます。忙しくなって活動を縮小しています。返せなかったらすみません。

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