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心地よい目覚め
「う~ん、よく寝た……」 艶やかなぼさぼさな銀髪のまま大きく伸びをするアーゼリン とそこに。 「お母様!!また私のパジャマ勝手に着たでしょ!!」 おんなじ色の髪のハーフエルフの少女が怒鳴り込んでくる。 「すまないな。シルビア、なかなか良いパジャマだから勝手に借りてしまった」 娘の怒りにも動じず、のんびりと髪を整えるダークエルフである。 「・・・・・・、いいから早く着替えてください。朝食に遅れますよ」 せかされても動じることのない母親。 「うん・・・・・・、シルビア」 「なんですか」 「なかなか可愛らしい趣味のパジャマを」 ポカ!! 「あいた、何をする」