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玄葉とダウンジャケット

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2024年12月02日 15時00分
使用モデル名:animagine-xl-3.0
対象年齢:軽度な性的、流血描写あり
スタイル:イラスト
デイリー入賞 106
参加お題:

懇意にしている雑誌社の社長から、白のダウンジャケットをいただきました。奥さんが買った福袋の中から出てきた服の一つだそうですが、そこの社長夫婦はどちらもダウンジャケットは余っているそうなので、これ以上いらないという事で部下に回し、そうしたらその人が玄葉の事を覚えていて、早渚さんの妹さんにどうですかとくれたという経緯です。玄葉はよく白色の服を着ているので、多分色が気に食わないということはないだろうと思い、持って帰ってきて早速玄葉に着せてみました。 「お兄、これ結構値段する奴じゃない?肌触りもいいし、すごいあったかいけど」 ・・・私の目には寒そうに見えます。いや、玄葉の様子じゃなくて着こなしが。分かっていた事とはいえ、肩を出しているのでその恰好で外に出たら寒そうだなぁと。 「肩が外気に触れるのはもう慣れてるし。というかね、リブセーター脱いで黒のチューブトップ着てって言ったのはどこのどなたですっけ?」 「はい、私です。だってその方がかっこいいと思ったんだもん」 「33歳にもなって『だもん』とか言わない」 実際、なかなか決まっています。チラ見えするおへそがとてもセクシーです。これはR-15にしておかないと青少年の目の毒だな。 「玄葉、今年の冬はそれ着る?」 「うん。折角お兄がくれたし、着ないのももったいないじゃん。新しいの買うのも面倒だし。あ、でも中はちゃんとリブセーターにするから」 「もったいない・・・」 「うるさいスケベ。さっきからちらちらおへそ見てるのバレてるんだからね」 また妹にスケベって言われた・・・見られてるの分かってて隠さない子も大概スケベだとお兄ちゃんは思います。 「お兄、今撮った写真雑誌に載せるの?」 「うーん、どうだろ。別にそういう要望もらってないからね。一応雑誌社に聞いてみようか?」 「いや、掲載の話がないならそっとしといて。お兄が撮ると私なんかでも数段上のランクに見られるから、普通に掲載通りそうだし」 「私の腕じゃなくて玄葉が可愛いだけだって」 「待った、褒めるの禁止。この間幽魅さんが私のベッドで溶けてたの、お兄のせいだって言ってた。お兄が私を可愛いとか好きとか一日言い続けてるの聞いてて甘すぎて耐えられなかったらしい」 幽魅、そんな事言ってたのか。というか、意外とそういうの耐性無いんだ。結構距離感近めの女性だから、他人が仲良くしてるのも平気な類だと思ってた。 「今日はとりあえず幽魅さんいないみたいだけど、いつこの家に来るか分かったもんじゃないし。なんかもう、あの人半同棲してるみたいな感じなんだけど」 「あー、自分の家がもう無いからね。まあ、誰にも認識されないからどこで寝ても自由なんだろうけど、幽魅は寂しがり屋だから私たちのところに来る方が好きなんでしょ」 そんな事を話しながら、ひとしきり玄葉を撮り終わると、お互い自室に引き上げました。 その日の夜、ふと思い立って動画サイトを開いてみました。『染谷紙魚彦』と検索欄に入れると、ちょうどライブ配信をしています。ちなみに染谷紙魚彦とは、玄葉が中の人をやっているバーチャル配信者で、落ち着いた雰囲気のイケメンでバーチャル古書店・染谷古書堂の店主という設定です。怪談朗読やホラーゲーム配信を中心としたホラーコンテンツ特化型の配信を行っており、そこそこ人気を博しています。 ライブ配信のページを開いてみると、今日は創作怪談『染谷怪談』の回のようでした。話の本編は終わってしまって、今は雑談パートのようです。 「・・・皆様も冷え込みが厳しい冬に備えてくださいね。小生は本日、兄上から白のダウンジャケットを賜りまして、これで今年の冬を乗り切る算段でございます」 おや、私のあげたダウンの話が出てきたぞ。コメント欄がにわかに加速します。 『相変わらず兄上と仲良くてほっこりする』 『兄上やるやん』 『ソメアートがはかどるやつ』 『着てるとこ見せて見せて』 「申し訳ありません、なにぶんバーチャルの肉体なもので、皆様に直接着用しているところをお見せできませんね。服そのものの写真ならございますよ、少々お待ちを・・・」 あのダウン単品の写真が画面に表示されます。ちゃんと丁寧に撮れてますね。 『これめっちゃ高いやつじゃない?』 『たしか冬の新作』 『兄上センス◎』 『いい兄上持ったな』 「ハハ、そうですね。小生にはもったいないほどの、自慢の兄上でございます。心よりお慕い申し上げておりますとも」 目頭が熱くなりました。この感じだと、玄葉は配信の中でたびたび私を自慢しているようです。その後つつがなく配信が終わると、私は足早に玄葉の部屋を訪ねました。 「なに、お兄?」 「玄葉、配信見てたよ!ありがとう、私も玄葉が大好きだよ」 そう言って玄葉を力強く抱きしめました。美しい兄妹愛です。・・・となれば良かったのですが、玄葉は顔を真っ赤にして私をボコボコにして廊下へ叩き出しました。 「なんで配信見てるの!しかも今日に限って!ああもう、バカ、お兄のバカ!」 乱暴に玄葉の部屋のドアが閉められてしまいました。これが心より慕っている兄への仕打ちでしょうか。 やっぱり女の子って難しいですね。

コメント (6)

うろんうろん -uron uron-
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早渚 凪

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ぜんざい

名探偵ぼく「そらおへそが出てたら見ても良いってことになるのではないですか?」

2024年12月02日 23時23分

早渚 凪

いや、女性にとって「見えてる」のと「見てもいい」はどうやら別物みたいですよ。下手すると変質者扱いされます。コワイ!

2024年12月03日 13時11分

Jutaro009
2024年12月02日 22時41分

早渚 凪

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白雀(White sparrow)

なかなかマニアックな組み合わせのファッションを…

2024年12月02日 21時58分

早渚 凪

玄葉の場合『肩出し』がマストになるので、厚着させにくいんです。実際この服装になると、ダウンの裏地が素肌にさらさらと当たってくすぐったいと思います。

2024年12月02日 22時54分

五月雨
2024年12月02日 15時29分

早渚 凪

2024年12月02日 22時53分

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2024年7月よりAIイラスト生成を始めた初心者です。 全年齢~R15を中心に投稿します。現在はサイト内生成のみでイラスト生成を行っています。 ストーリー性重視派のため、キャプションが偏執的かと思いますがご容赦願います。

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