ゆきの行き先
如月このり
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ネットの片隅に生きる、なんちゃって物書きもどき。自作小説の表紙や挿絵をAI生成してます。画像生成はNAIを使用。主にPixivに生息。
「……なんなのよ、これは」 「何って。見りゃわかるだろ。肉まんだよ、に・く・ま・ん」 一番最初のやり取りは、確かこんな感じだったと思う。 その日はよく冷えた冬の夜で、天気予報じゃ今年一番の冷えこみだとか言っていたことをおぼろげに記憶している。 そんなクソ寒い状況にもかかわらず、目の前のこいつはコートも着ず、マフラーもせず、コンビニ前にある駐車場の車止めポールの上にぽつねんと腰かけていたのだ。

